本作品は空間における構造と動きの関係性を再考することを目指した、インスタレーション作品である。
ここで言う空間とは、ある構造と動きにおける関係性の表れである。それぞれの空間には一定のリズムを刻む一つのオブジェクトとそのリズムに関係して動く三つのユニットを配置する。
それを、空間の「構造」と「動き」の表象として位置付け、その表れを物理音で提示する。
現代には様々な空間が存在する。それは私たちが生活する物理空間や物理的な距離感が排除された情報空間などである。
これらは、構造が先行し、それに従って動きが発生する関係性が存在する。私はこの関係性を再考したい。