本作品は3Dプリンターのエラー材によって切断される空間におけるインスタレーションである。
情報技術の進歩によって生まれるメディアから形成されるエラーを音楽におけるノイズ、映像におけるグリッチと考えると、3Dプリンターによるエラー材は、ものづくりや建築において新たな価値を提示する可能性がある。
それを背景に私は3Dプリンターの特徴を踏まえ「現代の方」との関係を思考したうえで、専門家ではない人でも空間づくり/空間設計が可能であると考えた。
(3Dプリンターのエラー材による空間づくり/空間設計は3Dプリンターの性能を最大限に生かした最適な設計手法とも言える。)